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津田沼/ 習志野のまさき歯科ブログ

これからの食育

こんにちはツッチです[i:63992]
7月10日に明快塾で小児歯科のことについて学んできました[i:63893]最近では、ポカン口の子や硬いものが食べられない子、舌の筋力が弱く歯並びや、発音に異常がみられる子、呼吸に異常がみられる子が増えているというお話を聞いてきました。
昨日、私の担当患者さんに保育士の方がいらっしゃったので、保育園ではどの様な様子か聞いてみました[i:63991]
その患者さんの働く保育園では、給食を早い子だと15分、遅い子だと1時間かけて食べるそうです。
これだけ食べる時間に幅があるのは何故だろう[i:63912]
聞いてみると、給食に食べたことがない物が出るのでなかなか食べられなかったり、上手く飲み込めずに時間がかかる子がいるようです。
夏では定番の『そうめん』をお家で食べたことがないから食べなかったり、甘くて美味しい『トウモロコシ』はかぶりつくことを知らず、先生が手で剥いてあげないと食べられない子、『スイカ』は一口大にしか切った物を食べたことがなく、手が汚れるから食べないという子…。
また五歳で容易に飲み込む事ができないため、『モグモグゴックン』の練習をしている子もいるそうです。そんな子供たちから食べ物の話を聞くと、ファーストフードの話ばかり…。
その子供達の姿は、アレルギーがあったり、顎が小さく、全身的に発育不良があったりするようです。
私が思っていた以上に深刻な問題だと思いました[i:63909]
その保育士さんいわく、お母様達の中には、お家では色々な食材を食べさせることができないから、給食で色んな食材を食べさせて欲しいという要望もあるようです。
正直そこまで保育所で教えるのは難しいとおっしゃっていました。
問題は子供だけにあるわけではなく、子供を育てる親にもあるのだなと思いました。
『子供がおやつを欲しがって泣くんで、泣かないように与えてしまうんです。』私は子供に我慢が足りないと思っていました。
しかし、その裏には、『子供が泣くことに我慢ができない』『子供に嫌われたくない』という周りにいる大人の心情も隠されていることに気がつきました。
しかし、子供達のために共働きで、忙しい中子育てをするのは大変だと思います。
そんな中で上手く家庭でも食育を取り入れるにはどうしたらよいのでしょうか…。
子供を育てるということは、人間を育てることで、未来に繋がることになります。
まさき歯科でも、このような問題に立ち向かえるよう勉強していきたいと思いました。

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