秋庭です。
7月の日曜は続けて研修会に参加してきました。
一つは米山武義先生、菊谷武先生の
在宅歯科診療研修会です。
現在日本ではものすごいスピードで高齢化が進んでいます。
そんな中で歯科で何ができるか、問われてきます。
口腔ケアにより、お口の中の細菌が減り
風邪を引きにくくなったり、
インフルエンザにかからなくなったり、
介護度が回復したという貴重なケースを
学ばせていただきました。
また、口腔リハビリについて
どこの筋肉が弱っているのか
そこを鍛えるために何をするのか
専門の先生のお話を聞かせていただきました。
歯だけでなく、お口から健康になっていく
というすばらしい講演でした。
もう一つは
「歯ぎしり」についての講演でした。
実際にスプリントという治療用マウスピースを
作って噛み合わせの勉強をしてきました。
まだ詳しいメカニズムはわかっていない歯ぎしりですが
実際、寝ている間の噛みしめも含めると
かなりの数の人が「力」による問題をかかえているそうです。
無意識の歯ぎしりや食いしばりがあると
少しずつ歯が削れ、咬み合わせが変わってしまったり
しみる症状が出たり、顎が痛くなったり
最悪の場合、歯がまっ二つに割れてしまったりします。
対策としては、
・日中無意識の噛みしめ(軽くでも)しないように
意識すること。
・夜間にマウスピースを入れること。
この二つが歯や顎を守るために大事になってきます。
また、睡眠時無呼吸や逆流性食道炎も歯ぎしりの
リスクを上げることがわかってきています。
睡眠時無呼吸症は医科での診断があれば
歯科で防止用のマウスピースを作ることができます。
もしいびきがひどい、寝ているときに息が止まっているなど
ありましたら一度睡眠外来での検査をおすすめします。
詳しくはスタッフまでご相談ください。
カテゴリー