aです。
2月は研修会でほぼ休みは潰れてしまいました。
が、得た物も多かったです。
特に連休のIAO総会(インターナショナル矯正学会)
はとても勉強になりました。
前回の僕のブログであいうべ体操について書きましたが、
今回の勉強会でもアレルギーや口呼吸、
睡眠時無呼吸症候群などが話題にあがりました。
さて、この睡眠時無呼吸症候群、いびきをかいて
それが途中で呼吸が止まってしまい最悪の場合死に至る。
という恐ろしい病気です。
ではなぜこの病気が発症してしまうのでしょうか。
原因は大きく分けて二つあります。
一つは「呼吸をしない」
呼吸をするという命令が脳から来ない。
つまり、脳に原因がある場合です。
もう一つは「呼吸ができない」
呼吸をしようとしても、気道が舌やアデノイドなど
の障害物によって塞がれてしまう、というケースです。
後者の場合、歯科の領域も大きく関わってきます。
単純に肥満で脂肪が気道を狭くしてしまう、というのも
あるのですが日本人の場合痩せていても発症している方も
多くいらっしゃいます。
こういう方の多くは、下顎が小さく
後ろに引っ込んでいます。
下顎が引っ込んでいると舌も後ろに押しやられて
寝ているときに舌が喉の方に落ち込んでしまい
気道を塞いでしまうのです。
治療としては寝ている間にマウスピースを入れたり
酸素を送り込むマスクをつけたり
手術をして引っ込んだ顎を前に出したり
といった方法があります。
ですが、手術以外は対症療法で根本の原因を
治すものではありません。
やはり発症させないで予防ができれば一番理想的です。
そのためには、子どものうちに顎が引っ込んでいる傾向が
見られたら顎を拡げたり、前方への成長を促すような装置を
付けたりといったことで骨格を改善させることは可能です。
大人でも矯正は可能ですが、骨がまだ柔らかい子どものうちに
アプローチできれば理想的です。
一見きれいに並んでいる歯並びに見えても
上の前歯が下の前歯を覆ってしまい
下の前歯が見えづらい、また見えないといった
歯並びは下顎が後ろに引っ込んでしまっている可能性があります。
まさき歯科では、「頭部X線規格写真(セファログラム)」
により横からみた頭蓋骨の基準点を計測し
上顎、下顎のバランスの測定ができます。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。
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